プロフィールムービーの自作に取り組むときに、最初に悩むことの一つが、「上映時間はどれくらいが適切なのか」ではないでしょうか。「何分までならOKなの?」「上映時間がわからないと必要な写真の枚数もわからない!」といったお悩みをお持ちの方も多いと思います。
当ショップでは、上記の疑問に対する答えを、ムービーテンプレートという具体的な形にして、年間数千組以上のお客様にご提供しております。そのノウハウを活かして、この記事では上映時間や写真枚数のほか、プロフィールムービーの構成についてお伝えしたいと思います。
結論からお伝えすると、プロフィールムービーのおすすめの構成は以下となります。
プロフィールムービーのおすすめ構成
・上映時間:5〜10分
・写真枚数:30〜50枚
・1シーンの時間:8〜10秒
・1シーンの文字数:20〜30文字
・基本構成:3パート構成
ムービーの構成とポイントを把握することは設計書を持ってるようなものです。設計書を持っていれば、迷うことや初歩的な間違いが少なくなり、思い描いていたムービーを形にすることができるはずです!それでは詳しく内容を見ていきましょう。
上映時間は5分~10分
プロフィールムービーの上映時間の目安は、最長10分以内でまとめることをおすすめします。これはゲストの方が飽きずに見ていられる時間を考慮しての目安となります。ただしこれは、あくまでも目安であって「何分以内でないといけない」というものではありません。また内容にメリハリがあり充実していれば、体感の上映時間は短くなりますので、内容を工夫することも大切です。
1シーンの時間と写真枚数
1シーンの時間は8秒~10秒
1シーンの表示時間は8秒~10秒程度、文字数は20~30文字が適切となります。この時間にはシーンの切替時間を含むため、実質的な1シーンの表示時間は5秒~7秒です。
プロフィールムービーでは写真と合わせてテキストを表示します。映像と合わせてテキストを読む場合、人が処理できる文字数は「1秒間に4文字」と言われています。これは映画の字幕などでも考慮されている目安です。
テキストの入れ過ぎに注意!
たくさん伝えたいことがあって、ついついテキストを入れ過ぎてしまうということがよくあります。入れ過ぎてしまうと「シーンの切替が早すぎて、文字を追いかけるのに疲れた。写真は見れないし、とにかく忙しいムービーだった」といった印象が強く残ってしまうため要注意です。
写真の枚数は30枚~50枚
1シーンの時間を基準に、上映時間の目安を考慮すると、写真の枚数が決まってきます。
・10秒/1枚×30枚=300秒(5分)
・9秒/1枚×40枚=360秒(6分)
・8秒/1枚×50枚=400秒(6分40秒)
写真を多く使いたい場合は、1シーンの時間を短かくします。またムービーにはオープニングパート、エンディングパートなどもあるため、上記の算出時間プラス1~2分が全体の上映時間となります。
写真は厳選!30枚がおすすめ
あれもこれも伝えたくて、写真を絞ることが難しいという気持ち、よくわかります。ですが、写真枚数が多いと、ただただ写真をめくる印象の単調なムービーになりがちです。新郎の生い立ち10枚、新婦の生い立ち10枚、二人の馴れ初め10枚でバランスよく、厳選した30枚がおすすめです。写真を少なめにする分、オープニングパートやエンディングパートを作り込んで、メリハリのあるムービーを目指してみてはいかがでしょうか?
ムービーの構成とポイント
ムービーの基本的な構成は以下となります。
・オープニング
・本編
・新郎生い立ち
・新婦生い立ち
・二人の馴れ初め
・エンディング
プロフィールムービーとして自然な構成であり、この構成を意識してムービーを作成することをおすすめします。それぞれのパートについて以下に解説します。
オープニング
ここでは、ムービーのタイトルを表示したり、ゲストへの挨拶をして、本編への導入を行います。
工夫を凝らしたアレンジを!
本編パートから独立したパートであり、かたちに囚われず自由なアレンジをしやすい部分です。おもしろい動画を撮影して、本編への導入にするなど、工夫を凝らしたアレンジでムービーを盛り上げましょう。
生い立ち
新郎、新婦それぞれの生い立ちを、写真にエピソードを添えて紹介します。
パートを分けてメリハリを。
①幼少期、②小学校~高校大学、③最近、という3つのパートを明確に分けると、メリハリのある仕上がりとなります。
ご家族やゲストの写っている写真で共感。
主役は新郎新婦ですが、ご家族やゲストの写っている良い写真があれば、ぜひ使ってましょう。そのときのことが思い出されて、会場に一体感が生まれます。
二人の馴れ初め
二人の出会いのきっかけから、結婚に至るまでの馴れ初めを紹介します。
ポイントを押さえて、分量は控えめに!
ついつい、楽しい思い出をたくさん詰め込みたくなってしまうのですが、見ている人にとっては少し退屈な内容に。例えば、二人で行った旅行先を、時系列でたくさん紹介するような内容はおすすめできません。
出会い、交際スタート、初めての旅行、といった具合にポイントを押さえながら進み、プロポーズ、結婚に至るまでの道のりを、ストーリ―性をつけて演出しましょう。
エンディング
締めの挨拶をして、ムービーを締めくくります。
挨拶に気持ちを込めて!
締めの挨拶文はとかく「まだまだ未熟な私たちですが…」といった定型文になりがちです。ある程度はそれも良いのですが、感謝の気持ちやこれからの抱負を自分達の言葉で表現できると良いと思います。ゲストの皆様にもそれが伝わり、暖かい雰囲気でムービーを締めくくることができます。
まとめ
この記事では、プロフィールムービーの構成について、お伝えしました。
プロフィールムービーのおすすめ構成
・上映時間:5〜10分
・1シーンの時間:8〜10秒
・文字数:20〜30文字
・写真枚数:30〜50枚
・基本構成:3パート構成
結婚式ムービーの制作会社の多くは、これらのポイントを押さえてムービーを作成しております。ムービーの自作を検討される場合に、少しでもご参考にしていただければ幸いです。ムービーの構成とポイントを把握することで、準備や作成作業をスムーズに進めることができるはずです。その分余裕を持ってムービー作成を楽しんだり、ムービー以外の結婚式準備も充実させて、最高の結婚式を迎えていただければ嬉しいです。
また当ショップでは結婚式ムービーのテンプレートを販売しております。テンプレートを使えば、基本的な構成が出来上がった状態からムービー作成に着手することができるため、大変便利です。テンプレートを使ってベースとなる部分を作成したうえで、アレンジ部分には想いを込めて、オリジナリティ溢れるムービーを作ってみてはいかがでしょうか?
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